FOOD

2026.11.06

お土産やお祝いに「お箸」
黒檀や紫檀、若狭や輪島の塗り、
お相撲やだるま、桜モチーフも!

増田漆器店

お土産に、お祝いに。お箸を選んでみたい。

私たちが「食べる」際に使う道具『箸』。日本のお箸は魚の骨や豆がつまめるように、先が細くなっているのが特徴。連綿と続く食文化と切っても切れない関係にあります。弥生時代に中国大陸から伝わったとされる箸文化。あまりにも日常すぎて普段意識することもない「箸」ですが、今回は意識してじっくりと眺めてしまいました。

お話を伺ったのは増田漆器店

心斎橋筋商店街に連綿と歴史を紡ぐ増田漆器店。ちょっとだけ分かりづらい場所にあるので住所を記しておきます。

大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-7-1

これね。コピペして地図アプリに叩き込めば必ず到着できます。
ちなみに水曜日はお休みなので覚えておいて!

そんな同店は創業から150余年。
かつて(いまも)客人や要人をもてなす割烹や料亭文化が盛んであったミナミエリアの漆器店。
大阪のハイエンドな食文化を「器」から支え続けたといっても過言ではないでしょう。

店内には心斎橋筋商店街の歴史も想わせるような当時の絵画や写真。
古い地図にも同店の屋号が残っています。

当時から漆器の卸は通さず、直で産地(職人)と商いを続けてきた老舗店。
産地とお客様、双方の信頼を請け負ってきた歴史と矜持。そして何より、上質な1点を選り抜く審美眼。それが増田漆器店。

1868年創業以来、輪島塗(石川)や越前塗(福井)、山中塗(石川)や香川塗(香川)や会津塗(福島)に若狭塗(福井)などなど。全国の塗りの産地から商品を仕入れています。

今日は「お箸」を見に来ました!

今日のテーマは「お箸」。増田漆器店では入って左手側にお箸コーナーを設置。

色、デザイン、サイズ…と、かなりの種類で目が回りそう。じっくりと眺めながら、お気に入りを見つけてみたいもの。それでは、筆者が選んだ増田漆器店のお箸コレクションをご覧ください!

えんぴつ型?ユニークなお箸を発見

まずはこちら。えんぴつ型のお箸です。色も多彩でキッチンや食卓にカラフルな華やかさを添えてくれますね。

お相撲さんモチーフでごっつぁんです

つぎはこちら。海外旅行者にもおすすめの「相撲」モチーフ。たくさん食べたらもちろん「ごっつぁんです!」と締めたいものです。

とんぼ玉に描く「だるまさん」

つぎはこちら。日本らしい「だるまさん」モチーフ。デザイン部分はとんぼ玉で設えています。

美しい「あわび貝」で淡い桜を

つぎはこちら。あわび貝で意匠を施した1組。うっすらピンクに白い桜が舞う美しさ。

強い「鉄木」で長持ちのお箸

つぎはこちら。鉄木(てつぼく)です。密度が高くとても硬く、耐久性に優れています。

銘木を使った「黒檀」のお箸

つぎはこちら。黒檀(こくたん)のお箸。鉄木と同じく銘木を使い、高級感も漂う1組。

伝統ある「輪島塗り」で奥深い味わいに

つぎはこちら。石川県輪島市の伝統工芸「輪島塗り」で仕上げたお箸。艶が違います!

贈答やお祝いにもおすすめの高級箸!

さて、ここからは贈答やお祝い利用にもおすすめの高級箸の世界を垣間見ていきます。増田漆器店さんらしいラインナップ、その美しさに目が火傷しそうです!

天明/小浜市の若狭塗りに螺鈿(らでん)が光る

まずはこちら。福井県小浜市から届けられた「天明」。日本国内の塗り箸の8割シェアを誇る福井県において、江戸時代前期から伝わる若狭塗りの1組です。塗りの回数もかなり多く、奥深い発色に目が釘付け!

キラリと輝くのは貝の真珠層。この細工は螺鈿(らでん)と呼ばれる伝統工芸。こんな細かな場所にクッキリと星型を描く、かなり高いレベルの技巧。

元禄/斜めに入る螺鈿(らでん)飾り。箸先には滑り止め

つぎも若狭塗りの1組を。江戸時代前期から続く若狭塗りや螺鈿(らでん)飾りの技法ですが、その長い長い歴史は少しずつ確実にアップデートを続けています。たとえば、この「元禄」は箸先に滑り止めを設えて、どんな年代の方でも使いやすいように設計。

もうひとつ、螺鈿(らでん)飾りの方向を注視してみてください。ただでさえ細やかで高度な技能を必要とする技術。1本の端に「横型」で飾りを施すでなく「斜め型」で飾りを施す、この難解さ。いまのクオリティに安住することなく、たゆまない進化が若狭塗りの矜持なのです。

八角 紫檀(したん)/木地を削り出す技

さいごのご紹介はこちら。広葉樹「紫檀(したん)」を見事な八角に仕上げた1組。銘木の風合いに人の手の技能が八角に入り、箸先の細身にまで神経を注ぎ込んだお箸です。近年、このように木地(きじ)を整える技術者の後継者が減少しているそうで、「塗り」だけでなく「木地」の技能にも注目していきたいところです。

お箸ってあまりにも日常の地続きで、普段はあまり意識もしないかも。それでも、この細い2本に注がれる日本の伝統工芸には目を見張るものがある。でも「求める人・使う人が」減っていけば、「つぎの時代へ技術を継ぐ人」だって、同時に減っていってしまうわけで。。だからこそ、増田漆器店さんのようなお店が産地と私たちを「お箸」でつないでくれています。

◆えんぴつ型/640円
◆すもう/1,045円
◆だるま(とんぼ玉)/1,045円
◆あわび貝(桜)/1,595円
◆鉄木/530円
◆黒檀/1,925円
◆輪島塗り 本うるし/1,925円

◆天明/10,450円
◆元禄/8,580円
◆八角 紫檀/3,740円

※価格は税込
※ご紹介商品は在庫が流動します。ご了承ください。

店名:増田漆器店
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-7-1
TEL:06-6211-0683
URL:https://smasuda1.wixsite.com/shikki